築50年の実家がシロアリ屋敷になっていた事例
(東京都狛江市・54歳・会社員)
私の家から歩いて15分の場所にある築50年の実家は、今から3年前に祖母が亡くなったことで空家のままでした。相続の問題もあり、空き家を取り壊すのか、リフォームして賃貸として貸すのか親族で集まって話し合っている最中でした。
そんなある日、実家の様子を見に行った妹から、大慌てで電話がかかってきました。「風呂場の入り口に、羽ありの羽が大量に落ちている」というのです。台所の勝手口の壁の隙間や柱の小さな穴も気になる、というのですが、私は最初、古い家だからところどころ傷んだり、蟻のような小さな虫が入り込むのは仕方がない、と思っていました。
実際に実家に行ってみると、確かに洗面所の床のきしみや柱の小さな穴が気になったので、さっそく地元のシロアリ業者に検査をしてもらうことにしました。
翌日、担当者が駆けつけてくれて、床下に潜って家のあちこちを調べてもらったところ、洗面所や台所の床下一面にシロアリの巣ができていて、柱や床板のほとんどがボロボロに喰われているとのこと。
業者さんが床下を撮影した画像データを見せてもらい、ここまでシロアリ屋敷になっていたことに愕然としました。すぐさま駆除のための見積もりを出してもらい、床下のシロアリをすべて駆除してもらいました。3年ごとに検査をするアフターフォローもついたプランだったので、少々金額は高かったのですが、早急に対応していただき助かりました。
床下だけでなく、家の周辺もシロアリ防止のための薬も撒いていただきました。あいにくリフォームすれば住居の部分は問題ないとのことだったので、床下も含め、補強とメンテナンスをすることで、実家を賃貸住宅にすることができました。
シロアリは虫歯と同じですね。早期発見早期駆除が大切だと実感した次第です。