シロアリってなに?

家を食い荒らす害虫「シロアリ」

日本のシロアリ

シロアリと聞いてアリの仲間だと誤解される方もいらっしゃいますが、
一般的なアリがハチの仲間なのに対して、シロアリはゴキブリの仲間です。
日本にいる主なシロアリは
「ヤマトシロアリ」、「イエシロアリ」が挙げられますが、
家具や梱包材に紛れ込みアメリカから日本に持ち込まれた外来種であるアメリカカンザイシロアリも、
まだ生息域は狭いものの最近ではマスコミにも取り上げられているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
シロアリは建物に使用されている木材を栄養源としているため、
放置しておくと家の倒壊を引き起こしかねない「害虫」です。
しかし一言でシロアリといっても種類によってその生態は大きく異なります。

シロアリの種類で異なる加害習性

日本にいるヤマトシロアリやイエシロアリが好むのは湿度が高く暖かい場所です。
そのため主に床下に深刻な被害をもたらしますがその加害習性はシロアリの種類によって異なります。

まずヤマトシロアリは北海道北部を除き全国に分布するシロアリですが、
これといって決まった巣を作ることはなく餌を求め集団で行動しながら侵食していきます。
しかし加害速度は比較的遅いため被害は主に床下の建材に留まることが多いようです。

一方で主なシロアリ被害はイエシロアリによってもたらされます。
生息域は千葉県より西の海外線に沿った温暖な地域に限られますが、
建物や土中に巨大なコロニーを作り出し猛烈な加害速度で侵食していきます。
ヤマトシロアリの加害箇所が多湿な場所に限られるのに対して、
イエシロアリは自ら水を運ぶことで乾いた建材でも侵食可能です。
そのためイエシロアリの被害は建物全体に及ぶため深刻な被害をもたらします。

加害速度の違いは主に構成員の規模に違いがあるためと考えられます。
ヤマトシロアリが約1〜3万頭なのに対しイエシロアリは約100万頭もの規模にもなります。
だからこそ特にイエシロアリの被害に見舞われた場合には早期に対応する必要があると言えるでしょう。

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