アメリカカンザイシロアリはどこまで広がっているのか
関東以西に広がっているといわれているアメリカカンザイシロアリですが、局所的ではありますが、埼北では宮城県でも発見されているのです。現在確認されているところでは、東北の宮城県、山形県、福島県のほか、北陸地区、関東では東京都のほか、埼玉県、千葉県、神奈川県、それ以西ではかなり活発な活動がみられ、東海地方の沿岸部、四国、九州の沿岸部、沖縄とかなりの広範囲に広がっていることが分かります。
ただし、これらは現時点で報告のあった個所のみです。アメリカカンザイシロアリの侵入から被害の兆候がでるまで数年かかると言われていますから、潜在的にはどこまで広がっているのか分からないというところが現実なのです。
では、東京や関東での実際の被害はどうかといいますと、中野区では区役所が広報で警告をだしているほどですから、都内各所にも確実に広がっているのです。
中野区の広報ではこのように書かれています。
「関東近辺にいる在来種のヤマトシロアリは、風呂場などの水気のあるところで発生しますが、アメリカカンザイ(乾材)シロアリは乾燥に強いため、家の柱や家具などの乾燥した木材に巣を作り食い荒らします。シロアリを知らずに長期間放置しておくと、建物への被害が広がりますので、下記の兆候等で早期発見することが大切です」
侵入されてからの駆除では間に合わないと言われるほど、深刻な被害をだすアメリカカンザイシロアリですから、なによりも予防施工が大切です。
あなたの家をシロアリの被害から守るためには、信頼できる駆除業者に依頼するのが最善の方法だと言えます。