シロアリから家を守りたいときは、木部処理剤を
自分でシロアリを駆除したい場合には、木部処理剤を家の床下の土台や根太、大引き、束などの木材部分に塗布したり、散布する方法があります。
水で希釈する乳剤タイプや油剤タイプ、スプレータイプなどがあり、中には防腐防カビ効果が入っているタイプもあります。家の床下環境によって、使いやすいタイプを選ぶと良いでしょう。
シロアリは床下だけでなく、屋外のウッドデッキやフェンスの木材にも食害を及ぼします。屋外に使用する場合は、雨水にも強い油剤がオススメです。薬剤の有効期間は5年のものもありますので、薬剤の使用方法をよく読んで有効期限や注意事項を守るようにしてください。
なかには1シーズン1回、床下換気口へ噴射するだけで、有効成分がついた木材の上をシロアリが歩くことで、シロアリの外骨格や歯が異常をきたして巣を作る働きアリが死んでしまいます。巣を作ることを阻止する効果があるのです。
気になる安全性ですが、シックハウス症候群などで問題になっている有機溶剤(ホルムアルデヒト、クロルピリホス、キシレン、トルエン等、厚生労働省が室内濃度指針値を設定した13物質)を含んでいないものを選ぶようにしましょう。
シロアリ駆除に効果があっても、人やペットにアレルギーやぜんそく、皮膚炎を起こす駆除剤では、安心して使えないからです。
もし自分で駆除するのが心配でしたら、やはりシロアリ駆除の専門会社に一度、ご相談することをおすすめします。