シロアリに殺虫剤は使用してはならない

シロアリ駆除の業者に駆除や点検の依頼が来て、その現場にいくとシロアリ発生場所に大量の殺虫剤が撒かれていたりします。ところが、この殺虫剤を撒くという行為がダメなのです。

たいていの方は気持ち悪さに耐えられず、ホームセンターなどで売られている殺虫スプレーを使ってしまうそうですが、その時点で、その個所からシロアリの生息反応は消えてしまいます。ところが、それはシロアリが駆除されたわけではないのです。それは殺虫スプレーの忌避成分によって、シロアリが避難しただけの状態なのです。するとどうなるかと言いますと、シロアリの被害が拡散する可能性が高くなるのです。殺虫スプレーの成分が薄れてくると、もとの場所にも再侵入してきます。もちろん一時的に避難していた場所も新たな餌場となっています。

ですから、シロアリを発見しても、まずは落ち着いてその場所はそのまま保存しておくのがベストなのです。
そもそも自分で駆除しようとされている方、シロアリ駆除をする際には、業者並みの知識や技術が必要だということを認識してください。費用節約として自分で駆除を考えているのであれば、毒性の高い薬剤による家族の健康被害も合わせて考える必要があるでしょう。また、中途半端な知識で駆除し、結局根絶やしにできなかった場合、さらに費用はかさむというリスクもあるのです。

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