要注意、5月は羽アリの季節です!
5月はシロアリが羽アリとなって飛び立つ季節でもあります。羽アリが出て、初めてシロアリ被害に気付くかたも多いようです。羽アリが飛び立ち、活動する時間はわずかな間だけですが、発見した場合には絶対に放置してはいけません。
なぜなら、シロアリの羽アリが発生したということは、すでにあなたの家の柱などの木材部分がシロアリ被害にあっていると考えられるからです。最低でも3年以上シロアリの食害にあっている可能性が高いと思われます。理由はシロアリが羽アリとして飛び立つのは、巣立ちの意味があるからです。ですからあなたの家にはシロアリでいっぱいになった巣が、すでにあるということなのです。
さて、羽アリの発生時期による違いですが、ヤマトシロアリは、4~5月頃に午前中から日中にかけて飛び立つことが多いです。イエシロアリは6~7月頃、夕方から夜 にかけて飛び立つことが多いです。
アメリカカンザイシロアリは6~9月頃が多いのですが、場合によっては1年中活動するともいわれています。飛び立つ時間は日中から夕方にかけて多く見られます。対して、家には害を及ぼさない黒アリは5~11月頃の夕方から夜にかけて飛び立つことが多いです。
この発生時期の違いによれば、シロアリ被害のほぼ90%を占めるヤマトシロアリは、梅雨の時期以降に飛び立つことはほぼ無いということになります。
ですから、5月中に羽アリを見つけたら、シロアリである可能性が高く、その場合はすぐにでも専門業者の判断を仰ぐべきだということです。